こんにちは、杉浦由佳です。
今日は、文章を書くときに、
本質的に大切なことを
お伝えします。
ブランディングするときにも、
コピーライティングするときにも、
とても重要なことです。
いろいろなテクニックを使う前に、
このことを頭に入れておかないと
ピントの外れたおかしな文章に
なってしまいます。
さて、本題です。
「ブランディングなんだから」
ということで、
自分をガンガンにアピールする。
大間違いなことは、
自分の良さを知ってもらおうとして、
そのこと「だけ」に
躍起になることです。
ほとんどの人が
興味があるのは、他人のことではなくて
まず自分自身のことなんですね。
ここで、ちょっと
ウォーレン氏の言葉を拝借。
(「現代広告の心理技術101」より)
「人がモノを買う理由を理解する方法」
H.E.ウォーレン
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人がモノを買う理由を
理解するには、
人について知り、
人の本質というものに
敏感になるべきだ。
人がどのように考え、
どのように生きているのかを知り、
その日常生活を左右する
基準や慣習に
精通しなくてはいけない。
人が何を欲し、
何を必要としているのかを
きちんと把握し、
この2つを区別できるように
ならなくてはいけない。
テストによって実証された
消費者心理の原則を
自分のものにしようという
意気込みがあれば、
人がモノを買う理由が
わかるようになる。
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ちょっとばかし、
おかたい翻訳ではありますが。
言ってることはわかりますよね。
この記事は、実は、
1935年のものです。
本質的なことというのは、
いつの時代も
変わらないのですよね。
買い手の心理を知る。
読み手の心理を知る。
あなたの文章を
読んでもらいたい人たちの
心の動きをつかむこと。
それができなければ、
いくら、自分や自分の商品を
アピールしたところで、
興味を持ってもらえない。
この本質から外れた
ブランディングや
コピーライティングは、
ほとんど意味のないものに
なってしまう。
そして、
読み手の心理を、
書き手の勝手な憶測で予測しても、
これまた、
「大外れ」のことが多い。
なので、
実践ブランドライティングでは、
心理学に基づいた、読み手の感情について
しつこく教えています。
人の心理がどう動くのか
それをどうやって掴むのか
そして、どういう場面で、
何をどう書けばいいのか、
それを理解した上で書くからこそ
そのメッセージは
活きてくるんですね。
「文章ルール」とか、
「カッコよく書く」とかいうことは、
その先にある枝葉末節なのです。