コンセプト

集客って、大勢集めればそれでいいの?

こんにちは、
杉浦由佳です。

以前、友人(昔の仕事仲間)から
こんな話を聞いた。

とある採用情報サイトに、
社員が欲しくて出稿したときに、
(その人は、その会社の取締役の立場)

そこのメディアの担当者が、
いろいろとアドバイスを
されるそうなのだが・・。

そのアドバイスが、
ほんっとう〜に、クソ!

会社が、欲しい人物像は、
やる気のある新人。

募集するのは制作者なので、
憶えることもたくさんあり、
夢中で、学んで経験を積み、
実力をつけていってくれる人。

やればやっただけ評価して、
給料をどんどん上げていくから、
がんばって稼ぐ野心のある人。

そういう人に応えられる
会社なのだという。

それに対して、
掲載メディア側担当者の
アドバイスはというと…。

「制作会社にしては、
 残業少なめですよね。
 そこ押して行きましょう」

「休みが多いことや、
 条件が整っているところ
 前面に出しましょう」

「最近の若い人は、
 休みの多さとか、条件面で選ぶので、
 そういう面を強調しないと、
 応募数が増えないですよ」

と言うのだそう。

「でも、条件や休みの多さを
 見て来られてもなあ、
 どうなんだろう」

と友人は言う。

正しい、あなたは正しい。
その感覚は正しい。

ばかを言うんじゃない。

これは、
「最近の若い人は・・」
とかいう話ではない。

その募集のコピーが、
クソすぎる。

マジョリティに
合わせたコピーを書いて、
大勢集めればいいってものでは
ないだろう。

欲しい人材像が、

「仕事にやりがいを求めている、
 やる気のある野心家」なら、

その人たちの心に届く
コピーを書くべきだろう。

8割のマジョリティに
来てもらうより、

たった1割でも、
ピンポイントで
求める人材の目にとまり、

その人たちに来てもらう方が
大事に決まっている!

誰の心に響かせたいのか。

より多くの人に気に入られれば、
それでいいわけじゃないだろ!

媒体は、
反応の多さを数値化して
評価されるのだろう。

だから、その担当者も
自分の評価を気にしてるんだろう。

そんなツケを顧客に
払わせるなよ!

これから、新しい仕事に
臨もうとしている人への
メッセージなら、

その仕事のやりがい、
面白さ、楽しさ、

共感できるミッション、
高い志と将来性、
先輩たちが培っているチーム力、

押すならそっちでしょ。

「そんなメディアとは、
 とっとと契約解除した方がいいよ」

もっと、まともな担当者のいる
メディアを選んだ方がいい。