ブランディング

残念ブランディングで失敗する人

こんにちは、
杉浦由佳です。

「それは、ブランディングではないよ。
 その努力は、マイナスにしかならないよ」

そう、教えてあげたくなるような人がいます。

実践ブランドライティング講座の中で、
もっとも大切なこととして
ブランディングについて教えているのですが、

ブランディングについて
誤解している人が非常に多いなと感じています。

おそらく、あなたも
感じているのではないでしょうか。

例えばSNSで、

自分がどんなに素敵な暮らしをしているか
どんなに裕福であるかというようなことを

ひたすらアピールするような
発信をしてる人がいますね。

しかし、

羨ましいライフスタイルを送る
その人に憧れて、
近づきたいとファンになる・・・・・

なんてことはまずありません。

読んだ人は「ふーん」と思う程度で、
「この人、ステキだなぁ」なんて
特段、思ったりしないのです。

その人に興味を持つのは、
その人自身と家族ぐらいのもんです。

下手をしたら、「また自慢かよ」と思われて、
そっとフォローをはずされたり。
そういうリスクすらあります。

そんな演出は、むしろ害の方が多いんですね。

その上、素敵な自分をアピールすることで、
現実の自分とのギャップに心が病んでくることも。

そんなに普段から、
何もかもがキラキラに素敵な人なんて、
そうそういませんからね。

じゃぁ、どういう人に
ファンがついてるかと言うと、

自分のこと以外の情報を提供している人が
まわりとの関係を築けています。

情報を提供し、楽しませ、
インスピレーションを与える

人との関わりを楽しみ
ちょっとしたワクワクや感動を与えている

普段からそれを当たり前のようにしている人

目線はつねに
読み手は喜ぶだろうか、
楽しんでくれるだろうか

そんな発信の中に、
その人のパーソナリティや
思いが表れている

意識的にであろうが、
無意識にであろうが、

それを体現できる人に、
ファンがついていくのですね。

ブランディングとは、

「どう見せるか」
「どう見られると得をするか」

そんなことのためにある
テクニックではないのです。

誰かのために何かをしたい。
そのための言動や行動の中から
滲み出てくるもの、なのです。

そのためには、
私たちは、自分を棚卸しして
自分の中から生まれる、

理念やミッション(使命)を
醸成する必要があるのです。

見せかけだけでなく、
本物だからこそ、

ブレることのない、
その人だけの
「ブランド」になるのですね。