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あなたについたレッテルの恐ろしさ

こんにちは、杉浦由佳です。

「あなたは、たいして仕事ができませんよね」
と誰かが思っているとしたらどうしますか。

Aさんは、私のことを、
ソフトウェアプログラマだと思っています。

Bさんは、翻訳者だと思っています。
CさんはWEBデザイナーだと思っています。

これは何かと言うと、昔、私が経験してきた仕事です。
そして、それぞれ「思っている人」は、
その仕事をしていた頃に交流があった知人です。

違う仕事について久しいと知っている人もいますが、
たとえ職種が変わっても、彼らの中で、私の得意分野は、
当時の仕事に関することだと思われています。

もっと別の例をあげると、私のことを
「本など一冊も読まないだろう」と思っている人がいます。
これは、高校時代の同級生です。
高校生のころ、私が遊んでばかりいる姿が目立っていたからですね。
(実際は読んでいたのですが・・)

これは、身から出た錆びでしょうか。苦笑
しかし、あらゆる点において、
長い年月がたてば、当然、人は変わっているのですよね。

それは、私自身が逆側で感じたこともあります。

駆け出しのアルバイトだったAさんが、
Facebookで自分のビジネスをプロモーションしている姿を見て、
「まぁ大したものではないだろう」と思ってしまったのです。

中身を何も知らないのに。
(ほんと、失礼ですよね、Aさんごめんなさい!)

私の中では、Aさんは当時のアルバイトAさんであり、
それ以上には、なり得ていなかったのですね。
本当に申し訳ない話です。

ですから、
ペーペーの新入社員だった頃のあなたを知っている人は、
あなたにそれなりの企画書が書けるスキルがあることや、
専門家として何かを教えていることや、
人前に立ってプレゼンテーションしていることが、
信じられないでしょう。

人づてに聞いたり、何かの告知で見たりしても、
「だって、あの人はそんなことができる人じゃないよね」と思ってしまう。

その人に、強く印象づけられたイメージが、長きにわたって固定されてしまう。
これがレッテルの恐ろしさだと私は思います。

あなたのことを、毎日、近くでその成長ぶりを実感している人であれば、
今のあなたが10年前とは違うことがわかるでしょう。

しかし、年に1度しか会わない、
あるいはSNSでの投稿しか見ていない、
家でしか会わない(仕事ぶりを見ていない)家族などは、
なかなか、あなたのイメージを変えることができません。

人は変わる。
けれど、ついたレッテルを外すことは非常に難しい。

しかし、それを変えられる可能性もあります。

それは、発信し続けることです。
あなたの現状を、昔とは違う今の姿を発信し続けること。
しっかりとした言葉で伝え続けることです。

伝え続けることで、それを目にした人は、
あれ?何か違うぞ、と少しづつ、イメージを変化させていってくれます。

それでも、変わらない目で見る人は
もう、放っておきましょう。笑