こんにちは、
杉浦由佳です。
「コンテクストの意味が
よくわからないのですが……」
という質問を受けたので、
今日はそのお話をします。
同じ言葉を使っても
意味合いが変わることがあります。
同じ言葉でも、
好感がもてたり、逆に
嫌な思いをさせたりします。
例えば、
「ほんとにバカだなぁ」
と人から言われたら、
あなたはどう思いますか?
ムッとする?
悲しくなる?
例えば、
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あなたが、
うっかりミスで大失敗をした。
上司が、ギロリと睨んで、
ちっと舌打ちをしてから
言い放った。
「ほんとにバカだなぁ」
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これは、痛い。
かなり悲壮感が漂います。
悲しくなりますよね。
でも、例えば、それが、
恋人とのこんな会話だったら?
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やきもちを焼いた相手が
妹だとわかった直後に
彼から、頭を軽く
ポンポンとされながら
「ほんとにバカだなぁ」
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愛情を感じて
ほのぼのしませんか?
同じ言葉でも、
まったく違う意味合いを
持ってきますよね。
言葉というのは、
このように、文脈によって
意味合いを変えます。
辞書で引いた意味が
すべてではないのですね。
文脈や物事の背景。
これを
「コンテクスト」
といいます。
文脈は言葉の意味や
重みを変えるんですね。
ブランディングというのは、
この「文脈」をつくる作業
だとも言えます。
あなたの中にある
一貫した思い。
固い決意。
揺らがない信念。
深い知識。
勇気ある行動力。
広い心。
先見性。専門性。
それを伝え続けることで、
あなたという人物の
前提、文脈、背景
つまり
「コンテクスト」ができる。
その文脈をもって、
あなたの言葉を読んだり
聞いたりするから、
その言葉に
信頼や感動が生まれる。
同じ言葉を発しても、
その意味あいを変える。
つまり、
言葉にブランドのパワーが
生まれるのです。
小手先の
ライティングテクニックでは
お客さんの心を
つかみ続けることはできない。
ゆえに、
ビジネスを継続させることが
難しい。
ブランディングが重要な理由は
そこにあるんですね。
だから、私は、
ブランディングを確立する
ブランドライティングの
メソッドを教えているんです。