こんにちは、
杉浦由佳です。
良い文章について語る時、
大きく分けて、
二種類の観点があると感じます。
一つは、小説やエッセイのような
「芸術文」としての良文。
もう一つは、
誰かに意見や情報を伝える
「実務文」としての良文。
芸術文は、心を揺らし
余韻を残す名文を書く。
時に、結論は読み手に委ねる。
一方、実務文には、
はっきりとした目的があり、
明示的にわかりやすく書く。
さて、ブランドライティングは
どちらだと思いますか?
ブランディングのための
ライティングには、
はっきりとした目的があります。
ブランディングの目的は、
読み手の頭の中のイメージを
コントロールすること。
コントロールする目的は
自分の独特な強みをしっかりと伝えて
ファンになってもらうこと、です。
その目的のために、念入りに、
コンセプトメイキングも行います。
しかし、それに加えて、
人の心の琴線にふれ、
読み終わった後にも余韻を残す
文章表現力も必要です。
ブランドライティングに
必要とされるスキルは、
実務文のような
シンプルな「わかりやすさ」
+
芸術文にも似た「美しさ」
この2つを合わせ持つ
ものなのです。
そして、それは、
ブランド価値を抽出する過程の中で
絞り出していくものです。
まるで、脳みそに汗をかくような
手のかかる作業ですが、
しかし、それは、たまらなく、
楽しい作業でもあります。
あなたにも、
人の価値の本質を言語化する
その喜びを、
知ってもらいたいものですね。